1日あたりの摂取上限
1/12個
摂取を控えるべき人
人工透析患者、高血圧治療薬服用者
夏の定番フルーツでクールダウン
夏のフルーツの代表、スイカ。
暑い季節の水分補給と夏バテ防止に効果を発揮してくれます。糖度が高いものだとカロリーも高いんじゃ?と思ってしまいそうですが、100gあたり37kcalと意外と低め。可食部約1kgのスイカ1/6玉で、おおよそ370kcalになります。
水分だけでなくも豊富。
またスイカにはもたくさん
。カリウムは細胞の浸透圧を維持調整し、ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を抑える働きがあります。
またという栄養素は、スイカから発見された経緯があるアミノ酸。血管拡張作用があり、血の巡りをスムースにして血圧を下げる効果があります。
カリウムとシトルリンの弊害
ともに血圧を下げてくれるカリウムとシトルリンですが、栄養素も摂り過ぎれば毒になります。
極度のカリウム過剰摂取は手足や口のしびれ、嘔吐、発熱、吐き気、低血圧、不整脈などの症状が現れることもあります。1日あたりのカリウムの摂取量は、3,500mgを超えないようにするべきだとされています。
同様にシトルリンも血圧を下げる効果があるため、血圧を下げる薬を服用している人は摂取は控えめにした方がよさそうです。
食べても大丈夫な量
スイカに含まれるカリウム量は、可食部約1kgのスイカ1/6玉で約1,000mg。1日あたりのカリウムの摂取上限は3,500mgですから、スイカを半玉以上食べないと超えない数値です。
とはいえカリウム自体は他の食品にも多く含まれていますので、総量で考えるとやはりスイカを大量に食べ続けるのは考えものです。
それにスイカはどうしてもお腹を冷やしてしまうので、胃痛や腹痛、下痢を招きやすい食べものでもあります。
これらを考慮して、スイカは程度にしておくのが無難でしょう。子供の場合は300g程度に抑えておきましょう。