1日あたりの摂取上限
250ml(おおよそコップ1杯強)
摂取を控えるべき人
胃炎患者
大豆イソフラボンを手軽に摂られる
栄養豊富な大豆を消化吸収しやすい液体で摂取できる豆乳。
豆乳200mlあたり7g含まれているタンパク質は動脈硬化、レシチンは脳の老化、サポニンは肥満を、それぞれ予防してくれます。
そして何と言っても。
髪にツヤを出し、丈夫な骨をつくり、肌のシミやシワ、くすみを防いでくれる女性に嬉しい成分です。そして女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれるので、バストアップの効果も!
そんな至れり尽くせりの豆乳には、無調整豆乳と調整豆乳、そして豆乳飲料の3種あり、それぞれ栄養価も異なります。
とは文字通り、大豆と水以外の原料を使っていないということ。大豆固形分8%以上、タンパク質3.8%以上のものを指します。200mlあたり56mgのイソフラボンが含まれています。
そしては無調整豆乳に砂糖や香料などを加えて飲みやすくしたもので、大豆固形分6%以上、タンパク質は3%以上。こちらは200mlで43mgのイソフラボンが摂取できます。
最後にですが、豆乳をさらに飲みやすくするためにフレーバーや果汁などを加えたものなので、大豆固形分2%以上、タンパク質0.9%以上と栄養価は下がります。イソフラボンも25~35mgくらいです。
イソフラボンに落とし穴
ならば栄養価たっぷりの無調整豆乳を毎日たくさん飲めば、より健康により美しくなれる!
…と早合点してはいけません。
イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすると述べたとおり、過剰に摂取し続けるとホルモンの働きに不具合を生じさせてしまうのです。
たとえば生理周期が変わってしまうとか、長くなってしまうということが起きます。生理痛も増し、酷くなると子宮内膜症をも引き起こすことがあります。
またホルモンバランスが崩れるため、男性の場合は胸が女性のように大きくなる例が報告されています。
ほかにもニキビができやすくなる、胃腸が弱い人は消化不良を起こしやすくなるなどの症状が現れます。
飲んでも大丈夫な量
イソフラボンはとするよう推奨されています。
となると、ということ。
しかしながらイソフラボンは豆乳だけに含まれているわけではありません。
豆腐、納豆、油揚げ、煮大豆、味噌、醤油…大豆から作られる食べものには当然イソフラボンが含まれているので、それらを考慮してやる必要があります。
たとえば豆腐1丁あたり60mg、納豆1パックあたり30mg、味噌小さじ1杯あたり3mgのイソフラボンが含まれています。
あなたが毎日納豆を食べているのなら、加えて豆腐を食べる日は豆乳は飲まない、といった按配でイソフラボン摂取量のバランスを取りましょう。
なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとしです。